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ぶきっちょママのぼのぼのな暮らし

ぶきっちょママのぼのぼのな暮らし

乳頭の問題


乳頭の問題は、私の印象として、いちばん気になることのひとつです。


今のママの乳頭はあまりいい形とはいえない人がとても多いですね。
このことも、母乳育児がうまくいかない原因のひとつとなっているといっても過言ではないくらいです。
そう、10人中8人くらいまでが、下のどれかにあてはまってしまうくらい、いい乳頭を持ち合わせた方には、なかなか巡りあえません。

短乳頭、扁平乳頭、陥没乳頭(渦を巻いたように入り組んでしまっていることも)、割れている乳頭、ひっついていて伸びにくい乳頭、乳頭の真下が硬い。。etc.
こんな感じの方が大半ですから、1人でやらなければいけないとしたら、
ミルクがある現代では、母乳を吸わせることなんて、最初から諦めてしまうんでしょうね。

確かにわが病院でも、完全母乳育児を取り入れる以前は、スタッフでさえ
「こういう乳頭はムリ」と決めてしまっているところもありました。

でも、不思議です。

どんな乳頭でも、吸えるようになるものなんです。

私たちは、ママたちにいつも話しています。

「どんな乳頭の形でも、母乳育児はできますよ」と。

乳頭の形がひどい分、時間を要することはありますが。

大切なことは、すぐにできるようにならなくとも、

1ヶ月のうちには出来るようになると、おおらかな気持ちをもつこと。

悪戦苦闘した後に、ある時吸ってくれた時のママの喜びは、なんとも
感動的です。

妊娠中にすること

みなさんのいらしている施設で、母乳育児をやっていらっしゃるのであれば、そこのスタッフにお聞きください。

そんなに大それた事をやるわけでは、ぜんぜんありません。
さらに、妊娠中に手入れが出来なかったからといって、おっぱいを諦めなければならない、ということも全くないですよ。
妊娠中に手入れをしておいたほうが、やらないよりは赤ちゃんが吸いやすいということです。(いちばんは、やはりお産後が勝負です)

扁平、陥没、中に入り込んでしまった状態などの場合でさえ、妊娠中に、しっかりと手入れをしておくことで、お産後の授乳がことのほか上手くいく場合が多いものです。

赤ちゃんが乳頭に上手く吸えつけるかどうかが、お産後すぐからの授乳がスムーズにいくかどうかのカギといえます。

赤ちゃんが吸えない原因が、まさにこの乳頭の形にあるわけです。
乳頭が突出していないと、乳頭亀裂も出来やすく、ママはそれだけで泣きたくなってしまいます。


くれぐれも、おなかが張ってくるのを我慢してまではやらないこと。

30週を過ぎたころから始めてみよう

まずお風呂に入った時などに、やさしくつまんであげましょう。
陥没乳頭、渦巻き状の乳頭は、乳房にひっついた感じで伸びにくいことが多いものです。
ゆっくり根元に指を押し込むようにして、そのままつまみ出すようにします。
それをいろいろな方向からやってみます。
ごりごりしごいたり、乱暴につまんだりはしない。

特に、ひっついて乳頭が伸びにくい時には、左右両方の親指か人差し指で乳頭をはさみ、伸ばすようにします。
次に5本の指を奥に入れ込み、つまみ、外に向かってこよりをよるようにします。(中の乳管をバラバラにするつもりで)そうすることで、中のつまりをとってあげます。
急いでやらず、ゆっくり丁寧に行います。

天気の良い日は、乳頭を日光にあててみるのもいいでしょう。そうすることで、皮膚が丈夫になります。

また、乳頭は石鹸で洗わないことです。

お産後にやわらかくなる乳頭

不思議なことに、あれほど硬かった乳頭は、お産後には実に柔らかくなってきます。

ホルモンの仕業とはいえ、神秘さを感じます。

一日目には硬かった乳頭が、3日目にはやわらかくなっていて、徐々に
赤ちゃんに吸いやすく変化していくのをみるにつけ、「おお!」と歓声をあげてしまうこともしばしばです。

単なる扁平乳頭なんて、柔らかくなりさえすればOK、まだ序の口です。


赤ちゃんが吸えるようになるまでの期間は、千差万別です。

数日で吸えるようになることもあれば、1ヶ月かかってようやく!ということもあります。


まず100%1ヶ月で吸えるようになるでしょう。


ちなみに、わが病院ではどんな乳頭の方でも、100%吸わせられるようになっています。

だから、出来ないことなんてないんです。


まずは、妊娠中からの手入れをしてみましょう。




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